【2016.06 交流】
Ⅰ.日台企業間の協働の発展
台湾と日本の間では、1960年代以降、電機・IT産業、自動車産業、食品産業などの製造業で、単独進出、共同事業、OEM、共同生産・販売・技術開発などの提携が行なわれている。経営資源の相互補完関係を目指した企業間の協働が発展してきたのである1。特に1990年以降は、(1)中国の経済成長に伴い、中国での台湾企業の優位性が認められるようになったこと2、(2)2005年以降の円高の進行、(3)2013年に台湾と中国のECFA(両岸経済協力枠組協議)が本格的にスタートしたことにより、中国を含む新興市場、さらには世界市場を見込んだ協働が幅広い分野で進められるようになった3。
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