【2018年4月 書籍】台湾におけるパナソニックと地場サプライヤーとの協力関係

【2018年4月 書籍】

台湾におけるパナソニックと地場サプライヤーとの協力関係

レッツノートとタフブックの価値作りの底力を探る

劉仁傑

パナソニックのレッツノートとタフブックは発売20周年を迎え、連続15年間、強固型PCの世界トップの座を占め続けている。強固型というニッチ戦略、B2Bを中心とするソリューション指向、日本と台湾にしか製造拠点を持たないという非常識とも言える価値作り戦略の特徴が見られる。本論文はこれまでほとんど注目されていなかったパナソニックのノートパソコン事業を支えてきた台湾拠点とカバー、LCDタッチパネル、絶縁テープ、プリント基板、プラスチック部品などを提供する6社の台湾サプライヤーを取り上げ、これらの生産協力関係に焦点を当て、台湾におけるパナソニックと地場サプライヤーとの協力関係の特徴を明らかにするものである。パソコンと言うよりも自動車での日本的生産協力関係に近いこと、QDCという納期の側面や柔軟性がそれ以上に重視されていること、共創というニューコンセプトとしてまとめられることなどの特徴を指摘することができる。

キーワード:パナソニック、パソコン事業、サプライヤー、協力関係、台湾

  • この論文は下記の書籍の第5章として出版することになりました。

螢幕快照 2018-03-30 下午3.26.21

東アジアにおける製造業の企業内・企業間の知識連携

―日系企業を中心として―

板垣 博 編著

 ISBN978-4-8309-4991-3 C3034 

 A5判ソフトカバー 238頁 本体価格:3000円(税込価格:3240円)

 

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