製靴産業におけるアジア分業の研究 ―台湾からタイを経由して中国とベトナムへ―

工業経営研究学会『グローバリゼーション研究』Voi.8 No.1 2012年9月刊行

劉仁傑

要旨

靴産業の生産基地が日本から台湾と韓国、そしてタイ、中国、ベトナムへ移り変わっている。台湾企業は1986年に製靴産業のピークを迎えたが、2008年現在台湾系企業は海外拠点でNike、Adidas、Reebok、Puma、Timberland、Asics、New Balanceなどグローバルのトップブラントの委託加工をの9割を占めている。本稿は、マクロ的な分析を試みたほか、タイを経由して現在中国とベトナムの生産拠点しか持っていないOSI、中国で生き残り戦略として生産革新を行っているN社のケース∙スタディも行った。それによって解明した情報に基づいて、製造産業におけるアジアの分業や規定要因を探り、幾つかの理論的実践的な知見を得ることができた。

キーワード:靴産業、台湾系企業、アジア分業、生産革新

製靴産業におけるアジア分業の研究-台湾からタイを経由して中国とベトナムへ(Research on the Asian Division of Labor in Footwear Industry-Move from Taiwan through Thailand to China and Vietnam )

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