- 工作機械協会新理事長によるチーム結成
世代交代が新たな地平を切り開く
台湾工作機械とパーツ工業同業協会(以下工作機械協会)が10月14日会員大会を開催、同時に第6回理事長選挙が行われた。新会長は永進機械工業の総経理である陳伯佳氏、副会長は台湾滝澤科技の戴雲錦氏と東培工業の陳澄氏が務め、今回の理事長、理事、監事は各社の2代目、3代目が中心となるなど、新時代の幕開けとなり、工作機械パーツ業界にさらなる活力を吹き込むことが期待される。
世代交代が新たな地平を切り開く
台湾工作機械とパーツ工業同業協会(以下工作機械協会)が10月14日会員大会を開催、同時に第6回理事長選挙が行われた。新会長は永進機械工業の総経理である陳伯佳氏、副会長は台湾滝澤科技の戴雲錦氏と東培工業の陳澄氏が務め、今回の理事長、理事、監事は各社の2代目、3代目が中心となるなど、新時代の幕開けとなり、工作機械パーツ業界にさらなる活力を吹き込むことが期待される。
行政院は6月1日の「台米21世紀貿易構想」記者会見で、米国との貿易提携に大きな進展があったことを発表した。工作機械工業同業同協会の許文憲会長は、台湾と米国の友好関係の構築に向けた政府の長年の努力に謝意を表明し次のように述べた。「米国は台湾の工作機械産業にとって重要な貿易市場だ。当協会は長年にわたり、台米の相互貿易促進に関する問題において、台湾および米国当局と交流を深め、このような大きな成果が得られたことを本当に嬉しく思う。」
5月天下雜誌で発表された台湾上位2000社のランキングのなかで、工作機械・パーツメーカーのランキングと関連する情報を表1に示す。
表一 2021年度台灣2000大的工作機械企業ランキング
排名 | 企業名 | 売上高 (億元) | 成長率(%) | 利益 (億元) | 利益率(%) |
1 | 上銀科技 | 272.65 | 28.20 | 35.32 | 12.95 |
2 | 亞德客國際集團 | 254.00 | 32.96 | 64.42 | 25.36 |
3 | 東台精機 | 96.26 | 23.74 | 1.73 | 1.80 |
4 | 台中精機廠 | 80.20 | 15.90 | N.A. | – |
5 | 程泰機械 | 67.25 | 29.20 | 3.64 | 5.41 |
6 | 金豐機器工業 | 54.82 | 27.19 | 1.40 | 2.55 |
7 | 永進機械工業 | 54.26 | 53.75 | N.A. | – |
8 | 協易機械工業 | 37.96 | 43.68 | 0.57 | 1.50 |
9 | 亞崴機電 | 36.31 | 17.36 | 1.31 | 3.61 |
10 | 全球傳動科技 | 32.85 | 19.89 | 2.37 | 7.21 |
11 | 大銀微系統 | 31.84 | 29.85 | 2.97 | 9.33 |
12 | 崴立機電 | 30.30 | 16.09 | N.A. | – |
13 | 台灣瀧澤科技 | 29.43 | 38.56 | 1.82 | 6.18 |
14 | 協鴻工業 | 27.21 | 32.80 | -0.78 | -2.87 |
15 | 台灣麗馳科技 | 25.15 | 38.87 | -0.12 | -0.48 |
16 | 油機工業 | 22.92 | -7.66 | 1.66 | 7.24 |
17 | 台灣氣立 | 20.33 | 28.51 | 2.34 | 11.51 |
18 | 百德機械 | 20.23 | -3.39 | -1.85 | -9.14 |
19 | 高鋒工業 | 19.58 | 21.69 | -0.36 | -1.84 |
20 | 直得科技 | 18.57 | 34.37 | 3.09 | 16.64 |
21 | 福裕事業 | 16.07 | 43.87 | 0.34 | 2.21 |
22 | 達佛羅 | 12.74 | 2.41 | N.A. | – |
23 | 榮田精機 | 12.68 | 32.22 | 0.64 | 5.05 |
世界的なコロナ流行の影響を受ける中、工作機械展「TIMTOS x TMTS 2022」が外国貿易協会、台湾工作機械とパーツ工業公会、台湾機械工業公会によって、デジタルイノベーションという考えをメインに開催された。出展者も意欲的に参加、海外からの来場者は国境を越えてオンラインで参加した。世界的に流行するコロナ禍の中で台湾は流行を防ぐことに成功し、また大規模な展示会開催を成就させるというもう一つの「奇跡」を達成した。
台湾工作機械とパーツ工業会が10月6日、台北のWホテルで記者会見を開き「2021年工作機械工業白書」を発表した。「台湾のスマート・マニュファクチャリングが未来をリードする」をテーマに、白書の政策を通して工作機械エコシステムの完備、加速する高付加価値化への発展が期待できそうだ。それらは台湾の製造業の持続的成長ともなり、国内の主要製造業の発展に対する工作機械業界の貢献向上にも役立つだろう。
システムのスマート化、企業のデジタル化が加速
近年工業局は産業全体のデジタル化を推進するために、スマートセットトップボックス(SMB)を推進、「製造業向けのスマートアプリケーションアップグレード支援プログラム(SMU)」を実施、実りある成果を上げている。
工作機械とパーツ工業同業工業会(以下工作機械工業会)が3月30日台北国際会議センターで「スマート製造SaaSクラウドサービス連盟」立ち上げ記者会見を開き、産業、政府、研究における工作機械工業会の豊富な強みをアピールした。
台湾国際工作機械デジタル展示会(TMTS Virtual)で国内外メーカーから122の申し込みがあり、100ステージを超えるデジタルバーチャルショールームがサイト上で公開された。2020年11月10日からこれまで閲覧回数はすでに7万回を超えており使用者は計46,418名、本国との海外利用者比率は半々ほどになった。海外利用者の統計は上からインド、トルコ、米国、パキスタン、ブラジルからだった。
2000年までには、台湾中部地域に根付いた地域内の主体間の相互協働ネットワークによって、低・中価格の製品分野で大きな成長を成し遂げてきた。、最近、日本等海外企業との提携を強化し、特に中国市場の顧客へのソリューション提案を通じて、本格的顧客価値創造へ目を向けるようになった。1990年までは最終組立企業を中心とする中心企業、そして原材料・部品などを供給する協力部品企業間で水平的分業システムが形成された。そのシステムの下で、実際のモノの流れを見れば協力企業間を移動しながら加工され、最終的に組立ラインに納入され、組立される。その際、部品の設計は完成メーカーが担当し、その情報は順次協力企業に送られ、加工が行われる仕組みである。
新型コロナウイルスの蔓延は、グローバル・サプライチェーンの切断のリスクを高め、世界の経済発展に影響を与えています。さらに、人々の生活や仕事のパターンを変え、デジタルテクノロジーの適用と開発をさらに加速させました。世界の経済成長に対する新型コロナウイルスの蔓延の影響に直面している台湾と日本の産業は、デジタル技術を適用サプライチェーンの再編に適用させて、産業の回復力を強化する方法を考えるだけでなく、「リーン・スマート・モノづくり戦略」を推進する必要があります。新しい顧客価値を創造し、運用上の困難を克服します。新型コロナウイルス感染が収束した後の時代に対応する台湾と日本の産業における「スマート・モノづくり」と「デジタル・トランスフォーメーション」の発展の方向性を探るために、本セミナーは、日本と台湾ものづくり研究の第一人者:藤本隆宏教授(21世紀COE) v.s. 劉仁教授(産学連盟PLUS)、およびデジタル・トランスフォーメーションの推進に取り組む日系企業を招待し、サプライチェーン再構築戦略、デジタルイノベーション開発モデルに関連する議論を行い、コンセンサスが醸成されることにより、台湾と日本のスマート・マニュファクチャリングの共創と発展が促進されることになります。(DMより引用)